デジカール(デジタルパーマ)について、ご質問をまとめました。
デジカール(デジタルパーマ)とはどんなものですか?
パーマを巻くロッドが熱くなり、ホットパーマとも言われます。今まで出しにくかった巻き髪カールが出せるのが特徴的です。従来のパーマは濡れてる時にカールが出ますが、デジカールやデジパーマは乾くとカールがでます。従来のパーマよりカールの持ちがいいのも特徴です。
どんな人にオススメですか?
ストレートパーマ液を使って行いますので、くせ毛にお悩みの方、ボリュームが気になる方には特におススメです。また、巻き髪風カールをご自宅で再現できるには、ドライヤーと指先を使ったセットが必要ですので、ご自分でスタイリングされる方におススメです。もちろん、初めて体験される方、苦手な方にはていねいにレクチャーさせて頂きます。
髪が傷んでますが、デジカール、デジタルパーマならかけることはできますか?
ある程度のダメージ毛まででしたら、慎重に対応することで可能ですが、極端に傷んだ髪の方は難しい場合があります。若干、イメージや質感が変わっても構わなければ、エアウェーブの方をおすすめしますし、結果は満足して頂けると思います。直接拝見してしてアドバイスさせて頂きますのでご相談下さい。
エアウェーブとデジカール、デジタルパーマの違いは?
同じ形状記憶パーマ(従来のパーマの2~3倍長持ちします)ですが、柔らかい手触りがエアウェーブ、アイロンのようなエッジの効いた質感と根元のボリュームダウンが一緒にできるのがデジカールです。
デジカール、デジタルパーマの施術時間はどれぐらいですか?
前処理といって、髪の毛のダメージ度によってケアする時間の個人差が出てきますし、後処理のトリートメントも個人差あるので、一概には言えませんがカットを入れて、2時間半から3時間程かかります。もちろん、髪の長さでも変わります。
デジカールとヘアカラーは同じ日に出来ますか?
できれば、髪の負担を考えれば一週間ほどの間隔を空けて、ヘアカラーをされるのがベストです。もし、根元のみのカラーを望まれる方は、施術箇所が違うので、毛先のみのデジカールをして、根元にカラーをすることは大丈夫です。
デジカール(形状記憶パーマ)の名称について
デジカールも形状記憶パーマで、ホットパーマ、デジタルパーマ、システムキュール、エアウェーブなど、いろいろとありますが、個々サロンの造語だったり、メーカー各社の機械やシステムのネーミングがそのまま使われてることが多いようです。内容はどれも温熱ロットを利用して熱を加えてかけるパーマであり、通常のパーマとは施術内容も仕上がりも少し変わります。
通常のパーマとデジカールとのメリット、デメリットについて
通常のパーマの場合、価格、時間ともお手軽感があり、スタイルチェンジも比較的楽です。しかし、特に今人気の大きく自然なパーマをかけると、時間とともにゆるくなってパーマがとれる感じがあります。毛髪はシスチン結合という細胞の組織形成でできていて、通常のパーマでは、それを完全に切断して矯正するのは不可能で、自然に戻ろうとする働きがあるためです。しかも、お手入れの仕方、シャンプーやトリートメントの種類等などの条件でも違いがでてきます。一方、デジカールの場合は熱を利用して毛髪の形状記憶効果がありますので、施術上の手間と時間、価格は少しかかりますが、通常のパーマに比べ、パーマが2~3倍長持ちします。長い目で見ると、パーマが取れる心配もなく、お得感があります。しかし、毛髪の質やダメージ度を選びますので、技術者とのカウンセリングが必要ですし、年間で2回から3回までの施術が限度で、回数が増えると髪に負担を与え、ダメージにつながることが多いです。スタイルチェンジも気軽にとは決して言えないのが現状です。
デジカールとエアウェーブのお手入れの違い
エアウェーブは形状記憶パーマの中で最も髪にストレスを与えずにパーマをかけれると思います。又、年間を通しても回数を考えずにできるパーマです。ダメージを気にされる方、現在ダメージのある方には比較的安心してかけれますのでおススメです。お手入れ方法はデジカールもエアウェーブも同じです。ただ、お手入れする段階で、濡れている時からウェーブが出てるのがエアウェーブ、ストレートに近いのがデジカールですので、乾かしながら記憶してあるカールを戻す作業になりますので、ドライヤーテクニックが苦手な方は、多少、デジカールの方が再現性は難しいと思われます。
ただ、再現したカールは、エッジの効いてアイロンで仕上げたような質感でツヤもあり、好まれる方も多いようです。